スタッフブログ

『第33回 茨城県糖尿病療養指導士研修会』

0

    「第33回 茨城県糖尿病療養指導士研修会」に参加させて頂きました。

    会場 東京医科大学茨城医療センター

    日時 平成30年3月25日 9時25分〜16時30分

    参加人数100名程度

     

    今回は「視覚障害」をテーマにロービジョンケアについて学ばせて頂きました。ロービジョンケアと言う言葉はまだあまり浸透していないこともあり効き慣れないと思います。簡単に言えば視力が低下した方に対して専門のツール等を使用することで、低下した機能を補うとこと言えばイメージが付くと思います。
    ツールについては様々な物があり(写真参照)、それらを上手く利用することで、より快適に活力ある生活を目指すものです。
    糖尿病は皆様も周知のとおり糖尿病性腎症・糖尿病性網膜症・糖尿病性神経障害が3大合併症に挙げられます。そして厄介なことにいずれの合併症も自覚症状が出た時点ではかなり進行しているケースが多いのが特徴にあります。

    そこで、今回の研修で学んだ糖尿病性網膜症について少し掘り下げてみます。
    糖尿病性網膜症は大きくは4つのステージに分類されます。
    〔嵋貍匹覆
    単純網膜症
    A殖前網膜症
    ち殖網膜症
    ,ら順にい愎聞圓靴胴圓、治療を要するのはい離好董璽犬任△蝓⊆覚症状が出始めるのもからになります。
    ではいったいなぜ糖尿病性網膜症は起きるのか。基本的にはやはり血管の病気です。血糖コントロール不良から血管内の血栓やプラーク等により、血管の狭窄ないし閉塞により虚血状態に陥ることでVEGF(血管内皮細胞増殖因子)という因子が増え、このVEGFの影響により新生血管が誕生します。この新生血管は非常にもろい血管ですので上手く機能せずに血管壁が破れ出血させてしまいます。この現象が目(正確には硝子体)の中でいくつも起こり、視覚障害に繋がって行くのです。

    実際のロービジョンケアについて
    患者様は一言で「目が悪い」「目が見えない」と言いますが、実際にどんな見え方かは様々です。ぼやける・視野が狭くなる・中心が黒く見える・全く見えない等にも程度があります。まずはどんな見え方なのかを出来るだけ正確に把握することがとても重要になります。
    今回の研修でグループワークでは様々な視覚障害の疑似体験をしてきましたが、10センチ先が見えなかったり、真っ暗で何も見えなかったり、視野が通常の5分の1程度であったり様々な体験をしました。その状況では1人では全く歩けず、コップにお茶も注げませんでした。自己で血糖値を測定するなどほとんど不可能の様に感じました。そこで介助者がついて行動してみましたが、最初のうちは介助者がいても出来ることは少なかったのですが、徐々に行動が出来る様になりました。それは視覚以外の感覚を使ったり(触覚・聴覚)声掛けをかなり頻回に受けた為でした。通常ではうるさく感じる位の声掛けでちょうど良いと感じました。「そこまでしなくても…」と思っても当事者の方の受け止め方は違います。いかに当事者に近づくかが鍵になるのです。その為にもやはり低下した機能の把握は必要なのです。

     

    まとめ
    今回の研修では患者の一言がいかに曖昧なものであるか、「目が悪い」の幅広さ。視覚障害があっても他者の介助やツールサポートで行動が大きく変わることを学びました。当院でも多くの糖尿病患者様が通院されています。合併症は○○○。「そうなんだ」では無く、どの程度でどんなことは出来るか出来ないのか、どんなツールが使えそうか、そしてどの様に変われる可能性があるのか。私たち医療者の関わり方で「もし変われたらあんなことやこんなことも出来るかも…」そんな風に患者様が自身の生活に希望を持つことが出来る様な関わり方をして行きたいと感じました。


    台湾より施設見学

    0

      台湾台中市の晉安診所(ぷあんつんそう:ぷあんクリニック)より、医師の李(り)先生、看護師の陳(ちん)さん、蔡(さい)さんの3名と、フィラピーの本社より2名で計5名の方が、昼間透析を見学しに来ました。

      穿刺業務から回収まで見学され、日本の透析を学ばれました。

       

      自台灣台中市的晉安診所,自醫生李老師,護士陳先生,蔡先生的3名和,Firapy的總社以2名計5名,參觀了日本的透析。

      從穿刺業務到回收參觀。被學習了日本的透析。

       

      대만 타이중시 진안 클리닉보다 의사 이 선생님, 간호사 2명과 Firapy의 본사로부터 2명으로 총 5명이 일본의 투석을 견학했다.

      바늘 꽂이 업무에서 회수까지 견학한다.일본의 투석을 배우셨어요.


      『栃木県腎不全透析看護勉強会』

      0

        小山市城南市民交流センターにて、『透析室での人工血管の管理、手術〜日常のケアと指導』医療法人社団日高会 日高病院腎臓治療センター副センター長 安藤哲郎先生の講演を聴いて来ました。

        当院での人工血管管理、及び感染予防策と、聴講した内容での相違はなく、今後も継続して行って行きたい。


        お誕生日

        0

          当院のCKD外来担当医で、国際医療福祉大学病院教授の安藤先生がお誕生日でしたので、スタッフでお祝いを致しました。


          『第8回日本腎臓リハビリテーション学会』

          0

            2018.3.17〜18

            『第8回日本腎臓リハビリテーション学会』

            宮城県仙台国際センター会議棟・展示棟で行われ、参加させて頂きました。
            今回の学術集会は「腎臓リハビリテーションの進歩と普及−CKD患者のトータルケア−」をメインテーマとし、腎臓リハビリテーション(腎臓リハ)は、腎疾患や透析医療に基づく身体的・精神的影響を軽減させ、症状を調整し、生命予後を改善し、心理社会的ならびに職業的な状況を改善することを目的として、運動療法、食事療法と水分管理、薬物療法、教育、精神・心理的サポートを行う、長期にわたる包括的なプログラムということをより理解して来ました。まさに、CKD患者のトータルケアを目的としていると実感致しました。

            以前より軽視されがちだった運動療法も腎臓リハの主要な因子として考えられるようになり、CKDの治療は「運動制限から運動療法へ」のコペルニクス的転換を果たせたことは言うまでもありません。事実、この数年間に、透析患者や保存期CKD患者での運動療法の安全性・有効性に関する論文が様々な学術誌に掲載もされたようですし、Stage3-4の保存期CKD患者、肥満を合併した保存期CKD患者、虚血性心疾患を合併した保存期CKD患者に対する運動療法がeGFRを改善することも報告もされ、腎臓リハがサルコぺニア・フレイルの予防・改善、ADL・QOLの改善、心血管疾患予防による生命予後改善のみならず、腎機能改善・透析移行防止のための新たな治療としての大きな役割が期待されています。

            診療報酬に関して、本学会が中心になって要求してきたという「慢性腎臓病運動療法料」は保存期CKD患者や透析患者をも含む出来高のリハ料・運動療法料でしたが、平成28年度診療報酬改定では、進行した糖尿病性腎症の患者に対して透析導入となることを防ぐため、質の高い運動指導を評価するために新たに「腎不全期患者指導加算」の新規収載という形で一部実現したそうです。また、腎臓リハに関する保険収載は世界初だそうです。
            ただ、認定対象は糖尿病性腎症で腎不全期の患者であり、対象をCKD3期以上の患者や透析患者に早急に拡げる必要があります。Nature Reviewに紹介されたようで、本学会は腎臓リハに関する世界初の学術団体であると言えます。腎臓リハに関しては、わが国が世界に先駆けて対処・解決する役割が期待されています。

            「腎臓リハ指導士」の準備も進んでおり、正会員になった上での学会参加が必要になる予定です。この学術集会に集うことにより、腎臓リハが果たし得る更なる可能性について、広く研究発表や討論、講演などを行う活発な学術交流の場となるのみではなく、研究の成果を幅広く社会・国民に還元する学びの場としての役割を果たし、より普及を目指したいです。

            来年は大分県で開催されます。高齢者のリハビリは継続しつつも、。若い世代からの運動定着が後にリハビリ導入を遅延させる事ができると考えられる事から、CKD外来の保存期の患者や、オーバーナイト患者に対して、積極的な運動行動を提案して、筋肉量を増加させフリースポットを作り、透析が導入されてもパラメーターが安定するので、この分野での研究・発表も考えて行きたいと思います。